どうか堂々と婚活を
一昔前は、たとえどんなに仲の良い友人・知人であっても、婚活に精を出しているなどと大っぴらに公開することは、どこか小っ恥ずかしいような、気後れしてしまうような、そんな風潮がありました。
では、現在はどうでしょうか。そんな風潮が、微塵も無くなったなどとは申しませんが、随分と婚活というものが一般的になり、世間に受け入れられるようになったことは間違いありません。婚活していることを友人・知人に公開することはおろか、一緒に連れ立ってパーティーや合コンに参加する、そんな光景も全く珍しくなくなりました。
それにも拘わらず、未だに「婚活なんてバカバカしい」「自分は結婚なんて興味はない」「一人でも楽しいし、この先も十分生きていける」「鼻息を荒くして異性を求めるなんて愚の骨頂」などと見栄を張り、婚活自体を否定するような、それをしている人を見下すような、随分と変なプライドの高い人というのがいるものです。
もちろん、見栄ではなく、本当にそう思っている方は、一定の割合でいらっしゃるでしょう。結婚よりも、仕事や趣味に対して、お金も時間も精力も使ったほうが自分は幸せなんだという方、つまり婚活や結婚というものを第一義とは考えていない方も当然いらっしゃるでしょう。そういった方の考え方や生き方を、決して否定するものではありません。
ですが、前述したような、婚活自体を否定する人の中には、それをするのが恥ずかしいことであるといった思い込みから単に見栄を張っているだけであって、実際は、表立った言動とは裏腹に婚活をしたくて仕方がない、あるいは実際に隠れてやっている、という方がこれまた一定の割合でいらっしゃるものです。中には、年齢や容姿を気にするあまり、そのような見栄を張ってしまうという方もいらっしゃるでしょう。
もし、これを読んでいる方の中にそんな人がいらっしゃったら・・・。言いたいことは一つだけ。
堂々と、婚活をしませんか。
結婚をして幸せになりたいという思いは、何ら恥ずかしいものではないどころか、むしろ人間の本能や存在意義に則した誇るべき願望です。そして、大事なのは年齢や容姿ではなく、そんな思いを隠すようなことをしない、すなわち、裏表がなく、純粋で、素直で、天真爛漫なあなたの様子に、異性は惹かれて集まってくるものなのです。